令和6年2月2日、館山市役所議場で行われた臨時会では重要な議案が審議された。
本会議においては、議案第1号として「館山市手数料条例の一部を改正する条例の制定」が提案され、質疑では発言がなく、全員賛成で可決された。
さらに、議案第2号は「令和5年度館山市一般会計補正予算(第11号)」が提案され、歳入歳出それぞれ1億1984万2000円を追加し、総額269億211万6000円となる。
森正一市長は、この予算の説明という場面で特に清掃センターの基幹的設備改良工事に関する増額の必要性を強調した。急激なインフレに伴い、労務単価が上昇し、一部の工事費用が上昇している現状があり、1億27万3000円の増額を提案している。
また、崩落対策工事関連の予算として警備区域における実施設計費用の増額も述べられた。登壇した鈴木ひとみ議員は、この急傾斜地崩落対策事業について質疑を行い、作業の必要性を強調し、予算の確保が急務であるとの見解を示した。
笠井善幸危機管理部長は、県の補助が事業費の4分の3にあたる旨を説明し、急傾斜地崩落対策には迅速な対応が必要であるとの認識を示した。他の議員も賛同し、迅速な事業推進が求められると強調した。
議会の討論の結果、議案の委員会付託を省略との意見が一致し、原案通り可決された。
結局、第一回市議会臨時会の中で扱われた全ての議案が議了され、円滑な議事運営が行われたことが印象に残る。