令和3年度館山市第4回定例会は、12月21日午前10時に開始され、各議案が議題に上った。
出席した議員は18名で、議長の石井敬之氏は議事の開始を告げた。
これに続き、市長の金丸謙一氏が地方自治法第180条に基づき、専決処分の報告を行い、各議員に配付した資料をもとに了承を得た。
最初に議題とされたのは、議案第58号及び第64号である。
これらは総務委員会に付託されており、委員長の榎本祐三議員による報告では、安房郡市広域市町村圏事務組合規約の変更と一般会計補正予算について質疑が行われた。
議案第58号について、榎本委員長は、館山市として水道事業の経営基盤強化が期待されることを強調した。
また、受水費の削減により水道料金の上昇が抑えられる見込みであると述べた。
次に、議案第64号の予算補正は、営繕業務の増加に伴うものであり、工事の進捗状況も併せて報告された。
このプレゼンテーションの中では、特に新型コロナウイルスワクチン接種事業に関する費用が説明され、住民への情報提供が重要だとされている。
続いて、日程第2に移り、議案第59号から第61号が議論された。
文教民生委員会の委員長、鈴木順子議員は、幼稚園の保育条例改正に関する質疑に応じ、現施設の状況を説明した。この保育条例は、ゆとりを持った運営が行えると強調された。
また、介護保険に関する議案では、介護認定者数が約3,800人に達する見通しであるとされ、将来的には4,000人を想定していることが報告された。
次に、日程第3では、議案第62号及び第63号の市道路線の廃止や、廃棄物処理施設に関する条例制定が報告された。
建設経済委員会委員長の瀬能孝夫議員は、廃止される市道が影響ないことを確認した。
最終的に、日程第4の議案第68号も法案として上程され、国に基づく給付金支給に関連した一般会計補正が承認された。
これにより歳入歳出がそれぞれ10億5,960万円増となり、総額240億6,203万4,000円に達する見込みである。
全議案について討論はなく、全員一致で原案通り可決された。最終的に、議長から全ての案件が承認されたとの報告がなされ、会議は閉会した。