令和4年第3回館山市市議会定例会が開かれ、様々な議案が審議された。
その中で、契約の締結と一般会計補正予算に関する議案が特に注目された。金丸 謙一市長が議案第38号について、館山市食のまちづくり拠点施設整備事業で、株式会社ロードステーション館山と6億621万円の契約を締結する予定であると説明した。
次に、令和4年度館山市一般会計補正予算(第7号)についても説明があった。補正内容として、歳入歳出それぞれ743万6,000円の追加を提案し、総額231億4,935万1,000円への増加を目指す。特に、城山公園における揚水ポンプの更新工事に関する増額が記載されている。
また、議案第40号の千葉県市町村総合事務組合の改正に関しても言及した。この改正は、新たに四市が共同処理を行うことを目的としており、議会の議決を求めるものだ。
市長は、議員の議論に感謝し、今回の議案は地域の行政にとって重要なものであると強調した。議案審議の結果、議案第38号及び第39号については異議なく可決される運びとなった。
一方、選挙運動に関する条例や職員の育児休業に関連する条例改正の議案も取り上げられた。これら改正の目的は、現行法に基づく柔軟な働き方や選挙制度の適正化に向けた施策であると市長は説明した。
さらに、年度の決算についても議論された。令和3年度の一般会計が239億7,286万9,531円の歳入を記録し、228億7,883万5,057円の歳出に対して10億9,403万4,474円の差額が生じているという。
議会は、これらの報告に基づき、今後の行政運営が地域に与える影響について検討を重ねるべきであると認識されている。議長は、次回の会合において行政一般通告質問が行われることを示し、議会は定例会を閉会とした。