令和5年6月8日、館山市議会が第2回定例会を開催した。
出席議員は18名で、議長の太田浩氏が議事を進行した。
本日は会議録署名議員の指名、会期及び会議日程の決定、そして議案の審議が行われた。
まず、会議録署名議員について、議長は渡辺雄二議員と秋山光章議員を指名した。続いて、会期の決定について、21日間とすることが議決された。これに対し異議はなく、正式に決定された。
次に、議案の審議に移り、議案第36号の令和5年度館山市一般会計補正予算(第2号)について、市長の森正一氏が提案理由を説明した。補正予算案は、物価高騰に対する街の支援策で構成されている。具体的には、住民税非課税世帯へ向けた給付金の支給や、介護サービスへの支援金が含まれる。これにより、生活者や事業者への負担軽減を図ることを目的としている。
市長は、歳入歳出それぞれ5億7,182万7,000円を追加し、総額254億1,871万2,000円とすることを強調した。特に、低所得世帯や観光産業支援のための具体的な金額を示し、地域経済の活性化を倡導した。
さらに、議案第37号から第44号までにおいても、条例の改正や新設が提案された。これらはこども家庭庁設置法施行に伴う整備や、地域の教育環境改善を目的としている。議案数が多いため、議長はこれを一括して討議の対象とすることを提案した。
質疑の時間においても活発な意見交換が行われたが、特に大きな異論はなく、各議案はその後採決に付され、全会一致で可決された。
散会は午前10時16分となり、次回の議会は6月15日を予定としている。この会期の中で必要な説明と検討を深め、議会活動を進める考えが示された。