令和元年6月26日に館山市で定例会が開催された。
議案の採決結果としては、千葉県市町村総合事務組合に関する協議や市税条例の改正など、重要な議案が原案通り可決された。
特に、議案第31号では館山市の負担金が減少傾向であり、この点が注目された。また、議案第32号の非常勤職員の報酬の改正については、参議院議員選挙における支出増加の説明があった。
館山市景観条例の制定に関する議案第36号も大きな関心を集め、委員長の報告によると、景観の重要性を踏まえた議論が行われた。
景観重要建造物や樹木の管理義務も新たに設けられる予定であり、条例の策定背景には地方創生推進交付金が活用されることが挙げられた。
さらに、義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願が採択された。この制度は教育の機会均等や水準の確保に重要で、教育予算拡充の必要性が強調された。
しかし、議論は賛否が分かれ、石井敏宏議員は制度の廃止を主張した。一方、太田浩議員は賛成討論を行い、教育環境整備に向けた財源が安定的に確保される重要性を訴えた。
また、館山市名誉市民の称号についても議案が上程され、金丸市長からの提案があり、賛同を求める場面が見られた。
最終的に、全ての議案について異議なしの結果で可決が決まり、館山市の行政課題に対する議論が円滑に進んでいることが確認された。