令和3年6月10日、館山市で定例会が開かれた、議題には補正予算や条例改正が含まれている。この日は出席議員18名のもと、7つの主要議案が審議された。
特に議案36号は、一般会計補正予算の専決処分承認が提案された。金丸 謙一市長は、訴訟のための訴訟代理人報酬220万円の増額について説明した。この補正予算は、損害賠償請求訴訟に関連し、5月27日に専決処分されたもので、議会の承認を求めるものである。
また、議案37号の手数料条例改正については、個人番号カードの再交付に関する手数料の規定削除が提案された。これは、改正された法律に基づくもので、不要となった規定を整理することが目的である。さらに、議案38号は公民館条例の改正で、地域医療機関との連携強化を図るため、中央公民館の使用条件が変更される。
議案39号の介護保険条例改正では、新たな保険料率が設定される。これは第8期介護保険事業計画に基づき、2023年度からの保険料率を定めるものである。議案40号に関しては、食のまちづくりとしてジビエ加工処理施設の設置及び管理条例の制定が提案され、この取り組みにより地域の振興が期待される。
最後に議案41号では、一般会計補正予算が提案された。歳入歳出予算をそれぞれ約5.7億円追加し、総額219億8,820万4,000円に達することが見込まれている。この予算の主な用途は、ワーケーションの推進や子育て世帯支援など、多岐にわたる。
市長は議会の協力を仰ぎつつ、地域の発展に向けて重要な議案の審議をお願いした。次回定例会は15日から始まり、行政一般通告質問が行われる予定である。改めて、議員全員が市民の期待に応えるため尽力することが求められる。