令和元年6月7日、館山市役所にて第2回定例会が開かれた。
議長の石井信重氏は出席議員数18名を確認し、開会を宣言した。議題は主に条例案や補正予算についてであり、市民生活に大きな影響を及ぼすケースが多い。金丸謙一市長は原案の説明を行い、特に注目されるのは千葉県市町村総合事務組合の改正提案である。この事項には、組織団体の解散に伴う規約の見直しが含まれている。
また、議案第32号では非常勤特別職の報酬改正が提案され、投票管理者などの選挙関係の報酬が見直される。選挙関係の業務は増加傾向にあり、それに見合った報酬の適正化が求められている。さらに、議案第33号として館山市市税条例の改正が提案されている。これは軽自動車税に関する規定を見直すもので、地域の課税条件の適正化を目指している。
議案第34号と第35号では、それぞれ財産の取得と契約締結が関連する。財産としては大型バスの取得が示され、契約締結には館山市学校給食センター整備といった公共事業が関係している。この事業の推進にあたっては地域経済の活性化も期待されている。
さらに、議案第36号では景観条例の制定が提案され、地域の良好な景観形成が目的となっている。この条例策定の背景には、住民の魅力ある生活環境の創出がある。最後に、令和元年度館山市一般会計補正予算についても詳細な説明があり、追加歳入、歳出がそれぞれ8,570万7,000円増えることが示された。特に児童扶養手当や地域医療の充実が見込まれる部分である。
金丸市長は、「この会期中に人権擁護委員候補者の推薦についても視野に入れている」と述べ、議案の審議を行うよう求めた。議長からはすべての決議が無事に完了したと報告があり、次回の会議日は6月13日とされた。