令和元年12月4日、館山市役所議場にて第4回市議会定例会が開会された。
本定例会では、条例議案や補正予算に関する重要な案件が上程され、議論が行われた。
議長の石井信重氏は、出席議員18名の報告を行い、会期を17日間に設定することを決定した。
金丸謙一市長は、複数の議案に関する提案理由を説明した。任用職員制度導入に伴う条例の整備や、補正予算案についてが主な議論の焦点となった。
議案第70号「会計年度任用職員制度の導入に伴う関係条例の整備に関する条例」は、行政需要の多様化に応じたものとして説明された。
金丸氏は、「公務の能率的かつ適正な運営の推進に向けた取り組みである」と強調した。
続いて議案第71号では、会計年度任用職員の給与等に関する条例が提案された。金丸市長は、法改正により、必要な事項を定めることに言及した。
また、12月補正予算案として提案された議案第72号では、歳入歳出共に42億3,054万3,000円の増が目指され、総額330億3,962万4,000円とされる。
歳出の大半は台風や大雨による災害に対応する支出に充てられ、避難所備蓄品の購入費などが見積もられている。
さらに、介護保険特別会計補正予算案や、災害による税の減免、介護保険料の軽減策についても提案された。
金丸市長は、被災者支援を目的として条例を整備する意義を説明した。
会議は午前10時まで約13分で終了し、10日午前10時からの次回開会が告げられた。議会の役割として、今後も慎重な審議を進める姿勢が求められている。