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館山市の一般会計補正予算が可決、コロナ対策費として240億円超を計上

館山市は令和4年度一般会計補正予算を可決。コロナ対策や価格高騰支援のため、240億円超を計上し、お米消費拡大事業に注力。
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館山市の令和4年第4回臨時会が10月17日に開かれた。その中で、議案第51号として令和4年度館山市一般会計補正予算(第10号)が審議された。

この補正予算の主な内容は、新型コロナウイルス対策費や価格高騰に対する支援に充てられるが、特にお米の消費拡大事業についての議論が目立った。金丸謙一市長はこの事業の必要性を強調し、総額240億3,383万6,000円に増額し、歳出の中で農林水産業費に対する支援が大きく取り扱われていると述べた。

議案の審議では、議員から様々な質疑が上がった。例えば、鈴木ひとみ議員は、「館山市内の米農家数は1,108軒で、今回のおこめ券の配布による農家への恩恵はどのように考えられているか」と質問した。和田修経済観光部長は、「おこめ券が農家を直接支えるわけではないが、消費を促進することで結果的に支援になると考えている」と参照し、農家の方々には贈答品としての利用を想定していると応じた。さらに鈴木議員は、農家が直接所得に結びつかない点を指摘し、「おこめ券が無駄にならないか」懸念を示した。

この他にも、榎本祐三議員は補正予算においてこの施策は無駄になるのではないかと疑問を呈し、平等性に欠ける可能性についても指摘した。一方、定められた短期間での実施には難しさが伴い議論が続けられた。

最終的に、臨時会では賛成多数で議案は可決され、令和4年度館山市一般会計補正予算(第10号)の実施が決定した。市長は農業の振興と米の需要拡大を目指し、今回の施策が有効な施策になるよう今後も進めていく意向を示した。

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議会名令和4年10月臨時会(第4回)
議事録
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