館山市議会が令和4年9月12日に定例会を開催し、各議案が審議された。特に移住・定住促進施策やテレワーク環境整備に関する議論が活発であった。
会議では議案第40号から43号までの議案が一括して議題となり、続いて第44号から46号の補正予算が提案された。特に議案第44号の令和4年度館山市一般会計補正予算に関する質疑が多く寄せられ、森正一議員から具体的な質問があった。
森議員は移住者定住促進助成金について、移住者世帯の実績を尋ねた。金丸謙一市長は、今年度これまでに3世帯に260万円の支援を実施していると述べた。移住者世帯の特徴についても、自然環境の良さが大きなポイントであると強調した。さらに助成金の増額理由についても説明し、単身世帯で60万円、2人以上の世帯で100万円の助成が設定されていると述べた。
次に、総務費のテレワーク環境整備事業補助金に関する質疑が続いた。森議員は応募状況について質問し、金丸市長は応募はまだないと応えた。また、千葉県への申請事業の審査手続きについても詳細に説明がなされ、森議員からの具体的な対応策に対する言及もあり、議論が進んだ。
また、高齢者福祉事業に関しても質疑が行われ、特にショートステイ事業の事業費増加について説明が求められた。小澤一典健康福祉部長は、家族から虐待を受けた高齢者の保護などが主な要因として挙げ、現在調整中であることを明らかにした。
以上のように、移住促進やテレワーク施策、高齢者福祉に関する重要な議題が幅広く議論され、今後の対応が期待される。その後、会議は各議案を常任委員会に付託し、散会した。次回は14日に予定されており、議案第47号の審議が行われる予定である。