令和5年第3回市原市議会定例会が開会され、35日間の会期が決定した。
本会議では、市原市議会議員政治倫理条例の制定に関する発議案が可決された。
この条例は、市民の信頼回復を目指し、議会の基盤となる政治倫理を確立することを目的としており、保坂好則議員が提案した。
市原市では、過去にハラスメント事案や政務活動費の不適切な処理があり、信頼を損なう出来事があった。
保坂好則議員は、「この事態の重大さを真摯に受け止め、襟を正し、信頼回復に努めなければならない」と述べ、全議員に支持を求めた。
また、議案についても審議され、20件の議案が上程された。
小出譲治市長は、議案の概要を説明し、特に条例の一部改正や補正予算に重点を置くことを強調した。
市原市の一般会計においては、令和4年度の歳入総額が1,139億250万円、歳出総額が1,078億2,616万円となり、黒字決算となったことが報告された。
特に、歳入の増加は法人市民税によるもので、経済が上向く兆しを示している。
さらに、議案第74号から第80号までの決算認定についても議論が行われた。
これらの議案では、令和4年度の一般会計および特別会計の決算が認定される見込みである。