令和2年12月17日、市原市議会で第4回定例会が開かれ、主要なテーマは市政に関する一般質問と令和2年度一般会計補正予算の承認である。
吉田峰行議員は道路整備の重要性を強調し、シムシティというゲームを例に挙げ、市長の努力に感謝の意を表し、道路行政についての質問を行った。道路は地域社会に必要不可欠なものであり、特に通勤や公的機関へのアクセスにおいて重要な役割を果たしていると述べた。
市の交通ネットワーク構築の方針について森正人土木部長は、昭和30年代からの工業化を挙げ、道路が都市機能を支える重要な社会資本である点を強調した。都市防災機能の向上や人口減少問題への対応として、優先整備路線の明確化を進めており、将来的には住民の生活の質を向上することを目指している。
八幡椎津線、いわゆる平成通りについての整備の進捗状況は、交通量の増加を見越した計画で進められている。特に国道16号との接続により、交通の分散や市原市の防災機能の向上が期待されるものの、交通渋滞の解消が今後の課題である。
続いて増茂誠二議員が新型コロナウイルス感染症の影響と市の危機管理体制について質問した。特に、ビジネス・コンティニュイティ・プラン(BCP)に基づく計画の有無を問われ、若菜一繁総務部長はBCPの策定と運用について説明した。特に災害時の対応や業務の継続が重要であり、訓練の必要性を指摘した。
次に、議案第134号、令和2年度一般会計補正予算についても審議され、予算審査が行われた。本議案では、ひとり親世帯への特別給付金に関する事業が含まれ、歳入歳出それぞれに1億2,806万3,000円の追加が提案されている。