令和6年2月26日、常滑市議会臨時会が開会され、重要議題が審議された。
出席議員は18名で、議事日程に沿って進められた内容が話し合われた。市長の伊藤辰矢氏は、開会に際し、能登半島地震の犠牲者に哀悼の意を表し、被災者への思いやりを強調した。
今回の臨時会では、報告案件と補正予算案の2件が提案された。伊藤市長が提案した議案第1号は、令和5年度の一般会計補正予算に関するもので、国の物価高騰対応に基づく施策として、2億2,866万5,000円の増額を含むものである。特に、住民税均等割課税世帯への給付事業が盛り込まれ、家計への影響に配慮した事業が計画された。
補正予算に関しては、総務部長の庄子健氏が詳細な説明を行い、特に低所得者世帯への給付に関して、1世帯当たり10万円を支給する旨が述べられた。支給対象は約1,200世帯を見込み、特に生活の厳しい世帯に向けた支援策となる。質疑応答後、この補正予算案は委員会に付託され、慎重な協議が行われた。
報告第1号としては、経済部長の亀岡賢一郎氏が公用車による自動車事故に対する専決処分について報告し、損害賠償額が4,950円であることが明らかにされ、質疑はなく了承された。
臨時会は、終了後に可決された補正予算の執行に向け、市長が議員へ感謝を伝え、意見の尊重を表明した。これにより、今後の施策実施への意欲が示された。