令和5年第2回富士河口湖町議会臨時会が開催された。
本日の議題には、複数の重要な条例の改正と予算の補正が含まれており、各部門の代表が改正の理由や内容を説明した。
特に、富士河口湖町税条例の改正について、税務課長の渡辺光夫氏は、「所要の改正を行う必要があった」と強調し、特定マンションに対する固定資産税の軽減策を紹介した。具体的には、大規模修繕工事を行った場合、翌年度の税が3分の1になるとのことだ。
また、国民健康保険税条例の改正については、住民課長の高山美恵氏が、「中間所得者層の税負担の軽減を図るため、課税限度額を引き上げた」と述べた。これにより、保障される税負担の公平性も維持されることが期待される。
さらに、介護保険条例の改正では、健康増進課長の渡辺勝保氏が、「新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者の介護保険料の減免基準を示した」と報告した。
一方、令和5年度一般会計補正予算(第2号)は子育て世帯支援を重視しており、子育て支援課長の山中一敏氏は、「低所得の子育て世帯を対象に、国からの給付金支給の制度が改定され、支援が増加する見通し」と説明した。この補正予算では、対象児童に対して一律5万円が支給される。
最後に、学芸課長の外川正和氏は、スポンサーからの協賛金をもとに行われるドローンショーの実施を計画していることについて報告した。このイベントは、世界文化遺産登録10周年と町制20周年を祝うもので、地域経済の活性化にも寄与することが期待されている。
一連の議案は質疑を経て、全て承認され、議会は無事に閉会した。