令和5年5月17日、宇部市議会臨時会が開催され、議長及び副議長の選挙が行われた。
出席議員28名が参加し、議長には山下節子議員が選出された。山下議長は当選の挨拶で、地方自治の役割について言及し、現状打破に向けた政策立案の必要性を強調した。
「地方議会は行政のチェック機能だけでなく、共創による課題解決が求められている」と述べる。また、コロナ禍や物価高騰などの影響を受け、宇部市も厳しい状況にあることを踏まえ、議会としての役割を再確認。議論を基にした政策の重要性を訴え、市民にとってより良い地域づくりを目指す考えを示した。
次に、副議長選挙が行われ、猶克実議員が選出された。猶副議長は「公正な議会を目指し、山下議長をサポートする」と意気込みを語る。議席の指定や会議録署名議員の指定も行われ、議会の運営が進んだ。最終的に本臨時会の会期は5月22日までの6日間に決定された。
篠崎市長も挨拶し、議員への祝辞とともに、新たなまちづくりの方向性を示した。市議会と行政の連携が不可欠であり、今後も一緒に地域課題に取り組む姿勢を求めた。議会の新たなスタートとして、今後の宇部市の発展への期待が寄せられた。