令和4年12月13日、萩市議会において重要な議題が取り上げられた。特に、市道御許町唐樋線の渋滞緩和や避難所のトイレの整備についての議論が注目を集めた。
御許町交差点は、日常的に多くの車両が通行し、特に平日の夕方には渋滞が発生している現状がある。市道御許町唐樋線側の渋滞の要因は、右折待ちの車両が交差点内にとどまってしまうことが多く、後続の車両が動けなくなってしまうことである。村谷幸治議員は、交通量が多い交差点であるため、右折レーンの設置を求めた。
市長や土木建築部長は最近の交通状況を確認しつつ、この交差点での渋滞緩和策について話し合うことに合意した。具体的には、信号機の制御や交通管理の適正化を検討することが重要であると認識されている。
また、避難所のトイレに関しても重要な議題となった。村谷議員は、災害発生時のトイレ環境の整備が非常に大事であると述べ、特にマンホールトイレの導入を提案した。市長は、避難所におけるトイレの環境保全について、マンホールトイレの整備を萩市国土強靱化地域計画に盛り込んだことを強調し、国の支援を得られる体制を確保しながら取り組んでいると述べた。
特に、マンホールトイレは、簡易かつ衛生的な排泄環境を提供できるものであり、過去の災害で好評だったことが報告されている。この整備について、今後具体的な施策を検討していく必要があるとされた。
さらに、萩市内高校の進学状況についても議論された。市内高校へ進学する割合が高い一方で、外部高校への進学も少なくない。市長と教育長は、将来の萩の若者育成について懸命に取り組む重要性を再確認し、特に高校の魅力を引き上げ、入学希望者の増加に向けた活動が必要であると強調した。