令和6年6月25日に行われた萩市議会定例会では、議案の審議が活発に行われた。
まず、最初の議題にて岡崎隆志議員と小林富議員が会議録署名議員に指名された。
続いて、議案第50号から第59号までの審議が始まり、これらの議案には重要な内容が含まれていた。
特に、議案第50号に関しては、国民健康保険事業に関連する予算補正案として注目された。
田中文夫市長は、「マイナンバーカードと健康保険証の一体化に伴うシステム改修のため、204万7,000円の予算を計上した」と発言。
この予算は、啓発リーフレットの作成や通信費用、システム改修の業務委託料を含んでいる。
市民からは情報漏洩やシステムの安心性について懸念の声も上がっている。
また、議員の宮内欣二氏は反対意見を述べ、「わたしは、マイナンバーカードが義務化されることに懸念を抱いている」と主張した。
疑問点や懸念がある中でも、議案は賛成多数で可決されることとなった。
さらに、議案第51号では家庭的保育事業に関する基準の改正が審査され、影響がある保育所は現在の基準に適応していて、増員の必要はないとされている。
第52号では明木診療所の廃止に関する条例が再提案され、地域住民に不満はないとの報告がなされ、可決された。
経済建設委員会による議案第53号では、須佐緑地等管理中央センターの廃止の必要性が説明された。老朽化が進んだ経緯から、条例を廃止することになった。
このように多様な議案が提出され、慎重に審議されることが求められている。
最終的には、会議はすべての議題を終了し、午前10時29分に閉会した。今後の議会においても、地域住民の声を反映させた議論が期待される。