令和3年2月17日、萩市議会の定例会が開催され、市の重要な議案と新型コロナウイルス対策に関する報告が行われた。
まず日程第1において、会議録の署名議員が村谷幸治議員と五十嵐仁美議員に指名された。
会期については、21日間とすることが異議なく決定し、その後、各種報告が続いた。特に市長の藤道健二氏が新型コロナウイルスワクチン接種に関する重要な報告を行った。
市長は初めに、新型コロナウイルスの感染防止に向けた取り組みやワクチン接種の計画を強調した。国からのワクチン供給が予定通り行われれば、医療従事者からの接種が始まり、4月上旬以降には高齢者への接種が開始される見込みである。市民には接種券を通じて、接種方法や接種場所の詳細が通知される。このワクチン接種が、萩市の感染症対策の鍵となると期待されている。
次に、新型コロナウイルスの経済対策について説明があった。市は中小企業の事業継続を支援するための独自の融資制度や給付金制度を設け、「がんばろう萩!」キャンペーンを展開中である。特に、エール支援金事業を実施し、多くの事業者から卒業生救済を求める声が上がっていることを踏まえ、新たに緊急サポート給付金事業を設けることになった。この支援策は、酒造業や飲食店のように大きな売上げ減少に直面している事業者を対象としており、売上げの減少率に応じて給付金が支払われる。
さらに、他の議案に関しても審議が続けられ、様々な予算案が提案された。その中には教育や福祉、高齢者支援についての予算も含まれており、議員たちは活発に質疑を重ねた。
会議は終了し、多数の議案が所管委員会に付託された。議員たちの質問に対しては、各部門の長が的確に回答し、市民にとって必要な施策が慎重に検討されている姿勢が伝わった。