令和5年3月7日に開催された萩市議会定例会において、水津和男議員が一次産業の活性化を訴えた。
シロウオ漁の現状や課題に関する意見が述べられ、特に昨年の漁獲量が過去最低になったことが問題視された。
水津議員は、山口県や福岡県の実例に触れ、他の河川から親魚を移動し、産卵場を拡大することが効果的と提案した。
また、松本川の水の流れの改善が必要で、今後も河口付近での環境保全に取り組む必要があると強調した。
議員は市の水産課や漁業組合、小規模な魚の繁殖活動の連携を提案した。
さらに、定置網漁業に伴う漁獲制限の問題も言及され、漁業者が捕獲したマグロの放流について、労力がかかり無駄が生じている現状を指摘した。
環境問題の一因であるウニの過剰繁殖に有害鳥獣対策として駆除の活用も必要との意見があった。
水津議員はまた、アオリイカの養殖などの新たな取り組みの必要性についても言及し、萩市としての研究開発への積極的な関与が求められていると訴えた。
議会では、地域活性化のため観光資源や第一次産業を活かす施策が議論された。
こうした議論には萩市の特性を踏まえた具体的な行動が期待され、全議員の意見を統一し、今後の成長戦略を練る必要がある。
有害鳥獣対策に関し、水津議員は、屋外での取り組みを地域全体で進める重要性を強調した。