令和2年12月定例会が開催され、新たな議題がいくつか持ち上がった。市長選挙を控える中、松浦誠議員が、来年3月の萩市長選挙に向けた藤道市長の出馬についての見解を求めた。これに対し、市長は、新型コロナウイルス感染症対策に全力を尽くしてきたとして出馬の考えを控えていたが、今後の施策の推進には引き続き責任があると述べた。
松浦議員は、さらに、家族を介護する子供たち、いわゆるヤングケアラーに対する支援策についても質問した。教育長は、ヤングケアラーの実態を把握するための調査を進めていると回答し、特に家庭内でのサポートが必要であるとの考えを示した。松浦議員は、教育現場での支援や地域との連携の重要性を強調し、政府の調査に基づく施策が望ましいと訴えた。
また、行政手続きにおける押印廃止や書面主義の見直しについても議論された。この問題に関し、松浦議員は国の方針に触れながら、萩市としても早急に取り組む必要があると指摘した。そして、総務部長は、現在の見直しの進捗状況や今後の方針について報告した。