令和3年12月6日の萩市議会では、様々な議題が取り上げられたが、その中でも特に中小企業向け支援策や地域振興に関する意見が目立った。
まず、中小企業向けの販売拡大事業について、支援金が昨年の5万円から3万円に減額された理由についての質問があった。市長は、売上げによる収入があるため、出展形態に応じて区分した結果であると説明した。それでも、萩焼業者からは出展コストが負担であるとの声が上がっている。このような状況から、萩焼業界に特化した支援策を行うべきとの意見も示された。
また、次年度からの修学旅行に関しても、係るキャンセル料についての支援が求められた。教育長は、各学校での調整について説明した。令和3年度の修学旅行には多くの学校が参加したが、一部ではキャンセルによる保護者負担が生じている。
さらに、飲食業の振興策についても話題になった。市長は、やまぐち安心飲食店認証制度を利用し、感染予防対策を講じている飲食店を支持する姿勢を示したが、夜間営業の利用促進についてはまだ十分でないとの指摘もあった。
最後に、地域振興に関する取り組みについて、浜崎と菊ヶ浜地域における土地活用の促進策についても議論が交わされた。特に、共有地の問題は行政として迅速な対応が求められるとして、市長に解決を求める声が上がった。