令和3年6月21日に開催された萩市議会定例会では、議案第55号を議題としました。この議案は萩田万川温泉センター改修工事に関連する請負契約の締結について議会の議決を求めるものです。
市長の田中文夫氏は、議案の提案理由を説明し、入札結果についても言及しました。入札は条件付き一般競争入札で行われましたが、初回は不落となり、再入札が必要となったと述べました。そのため、再度の入札が行われ、最終的には2業者が応札した結果、契約が締結されたとのことです。
さらに、議員からは入札の詳細について質問され、宮内欣二議員は初回の入札が不落に終わった理由と再入札の際の価格等の情報を求めました。これに対し、小川政則観光政策部長は、初回の入札は一般競争入札であったこと、再入札の際には2回目の予定価格が初回と同じである理由について詳しく説明しました。
柴田一郎総務部長も入札の状況を補足し、入札不落の理由は設計金額との乖離があったことが原因であると述べました。業者に対しては、建設工事の実績を基に指名されており、十分な経験があると強調しました。
今回の議案は経済建設委員会に付託され、来る会議で審査が行われる予定です。議事の進行が如何にされるか今後の注目が集まります。市議会は、今後も市民生活に資する工事の適正な実施に向けて監視を続けていく必要があります。