令和2年6月、萩市議会定例会が開催された。この会議では、複数の議案の審査が行われ、特に新型コロナウイルス感染症への対応策が議題に上がった。
議案第56号では、令和2年度の一般会計補正予算が提案された。補正予算には、住民への支援策として、子育て世帯への商品券配布や傷病手当の拡充が盛り込まれている。これに対して、小林 富議員は賛成の立場から、「新型コロナウイルス感染症の影響で厳しい生活を強いられている子育て世帯への支援が評価される」と発言した。
また、議案第59号では、都市計画税の軽減に関する条例改正もあり、これについても質疑が行われた。松浦 俊生委員長が「この改正による税収減少が懸念されるが、国の支援が期待される」と述べた。
さらに、議案第65号の防災行政無線ネットワークシステムの工事請負契約の締結については、入札における競争性が問題視された。宮内 欣二議員は、競争性の不足から反対意見を示した。
この他にも、多くの議案が提出され、参加議員からは幅広い質疑が交わされた。さらには、教育民生委員長の西中 忍議員が国民健康保険に関する改正議案について報告し、「傷病手当金支給の充実が急務」と強調した。
最終的に、すべての議案が可決され、萩市の今後の施策に期待が寄せられている。