萩市議会の令和5年3月定例会が6日に開かれ、各種議案が審議された。
初めに、会議録の署名議員の指名が行われ、斉藤議員と平田議員が指名された。この後、議案の審査が開始され、議案第2号から第6号など8件が一括して審議された。
総務委員長の美原喜大氏が報告を行い、議案第34号の工事請負契約の変更について説明した。萩市防災行政無線ネットワークシステム第6期の整備工事に関連し、屋外設置のアンテナの数量が減少したことが契約金額の変更理由であることが強調された。委員からの質疑において、入札状況についても明らかにされた。
続いて、教育民生委員長の西中忍氏による議案第3号から第6号までの報告が行われた。特に、令和4年度の国民健康保険事業に関連する補正予算が不足していることの背景について説明された。若年層の医療費増加が影響しているとの指摘があり、来年度の見込みや今後の医療費負担の軽減策について質疑が行われ、委員たちは関心を示した。
また、予算決算委員長の瀧口治昭氏が報告を行い、令和4年度の一般会計補正予算について説明した。特に子育て世帯への給食費助成事業や教育環境改善事業など、多くの新規事業が取り上げられ、これらの事業が市の成長にどのように寄与するかについて活発な意見交換が行われた。
最終的に、各委員長の報告を受けて、議案は全て異議なく可決され、今後の施策に影響を与える内容が確認された。また、議論の過程では市民のさらなる意見を聴取する姿勢も浮かび上がり、地域への具体的な影響を考慮した施策展開の重要性が再確認された。
市長の田中文夫氏は、これらの事業を通じて、しっかりとした施策で市民の期待に応えていくと述べた。特に子育て支援の重要性が強調され、今後も市民生活の向上に努める姿勢を示した。