令和5年9月27日、萩市議会は定例会を開催した。
会議では、議案第65号から第86号に係る審査が行われた。特に、予算に関する議案が中心であり、各委員会からの報告を受けて審議が進められた。
総務委員会からの議案第70号について、美原喜大総務委員長が報告を行い、令和4年度の土地取得事業特別会計決算認定が全員異議なく承認された。この会計は土地開発基金を運用し、現金の運用益を活用する事業で、運用見込みについての質疑があり、今後の事業に関する要望はないとの答弁があったことが強調された。
次に、教育民生委員会が議案について報告をし、特に議案第67号の国民健康保険事業補正予算が注目されている。この予算は診療所の機材整備に使われる1,130万円の増額に関するもので、執行部からの説明では、遠隔医療の推進が期待されていることが述べられた。特に、見島診療所における機器の導入により、医療アクセスの向上が図られるとの見通しも示された。
一方、「議案第69号」では、令和4年度一般会計決算が審議された。歳入は313億円余り、歳出は305億円余りの中で、実質収支は黒字となり、前年度比で収入が6.5%減少した。これについて、村谷幸治経済建設副委員長の報告では、特に収入の減少要因として新型コロナウイルスの影響があったことが説明された。また、各種事業における不用額についても質疑が行われ、今後の予算精度向上が求められた。这らの報告を受けて、採決結果は全員異議無く認定された。
機能強化に向け、委員からも医療資源の統合や、災害時における支援体制の強化について意見が寄せられる中、議会はそれぞれの意義と議題に関する活発な議論が終始した。また、議員の派遣についても問題なく承認され、今後の活動に向けて前向きな意思が示された。会議は11時15分に閉会し、議長からは地区の問題解決に対するさらなる努力が呼びかけられた。