令和4年12月7日、萩市議会の定例会が開催された。
議会は、会議録署名議員として平田 啓一議員と宮内 欣二議員を指名し、会期は本日から22日までの16日間と決定した。議長の長岡 肇太郎氏は、全ての出席議員に向けて進行を務め、円滑な議事運営を心がけた。
市長の田中 文夫氏は、2点にわたって報告を行った。1つ目は、新型コロナウイルスの感染拡大防止についてである。観光再開が進む中で、市内外からの観光客が増加する兆しを見せており、活気を取り戻しつつあると語った。しかし、全国的には新規感染者の増加が懸念されており、年末年始に向けた対策も併せて要請した。
田中市長は、「市民や事業者の皆様には、感染予防対策を徹底するようお願い申し上げます」と強調した。その上で、オミクロン株対応ワクチン接種の重要性を訴え、早期の接種を促した。
2つ目の報告では、日本ジオパークの再認定に向けた現地調査の実施について触れた。調査は10月に行われ、萩ジオパークエリアの活動状況が確認された。市長は、「これまでの活動が評価されることを期待している」と述べた。
議案第84号から103号までの合計20件が議題に上がり、副市長の柴田 一郎氏が概要を説明。特に、一般会計補正予算が注目されている。これには、観光や農業省エネ対策を含む多様な施策が組み込まれている。
また、「がんばろう萩!安心安全観光地づくり事業」など、各種補助事業が含まれ、予算総額は322億2,543万2,000円に達すると報告されており、地域経済の活性化に向けた取り組みが伺える。