令和4年11月10日に行われた萩市議会臨時会では、重要な議案とともに、会期の決定が行われた。
本会議では、会議録署名議員の指名や会期についての議論が行われ、会期は本日1日限りと決定された。
議案第82号では、令和4年度萩市一般会計補正予算が提案され、歳入歳出それぞれ7460万6千円の追加が認められ、総額316億9,711万2千円となることが明らかにされた。これには、新型コロナウイルスワクチン接種事業のための予算が含まれている。議案第83号では、宮ヶ原線の道路災害復旧工事に関する契約締結が求められている。
質疑では、議案第82号に関連して、議員からワクチン接種の対象者や接種率についての質問が寄せられた。17番、宮内議員は、接種対象の詳細や接種率、接種を躊躇する住民への対策について質問した。これに対し、保健部長の田中慎二氏は、対象者はオミクロン株に対応するワクチン接種を受ける2万人を見込んでいると回答した。また、現在の接種率は2回目で87.2%、3回目で77.4%、4回目で48.9%である旨も報告された。特に04歳以下の小児に対しては、新たに900人の接種を見込んでいる。
また、接種率が特に低い若い世代への取り組みについても議論された。保健部長は、医療機関との協力を通じて、若い世代への接種を促進する考えを示した。加えて、インフルエンザワクチンとの同時接種が可能であることや、発症症状がある場合の医療機関への相談体制についても説明があった。
議案第82号及び第83号はそれぞれ原案の通り可決され、会議は午前10時29分に終了した。田中文夫市長や副市長の柴田一郎氏、各部長らも出席し、議会の進行に寄与した。今後、これらの対策や取り組みが進められることが期待される。