令和元年6月26日の萩市議会定例会で、行政に対する信頼が危機的状況にあるとの意見が表明された。
宮内欣二議員は、国政の信頼を揺るがす問題、特に年金問題を引き合いに出し、その影響が地域に及んでいると指摘した。年金の将来不安が住民の安全や安心を脅かしているとし、イージス・アショア配備計画にも懸念を示した。防衛省の調査結果に誤りがあったという指摘もあり、住民の安心を考慮した慎重な対応を求めた。
また、地元・萩市におけるイージス・アショア配備計画が市民の生活やまちづくりにどのような影響を及ぼすかを考察した。他にも、防災面における強化や、消防団の訓練の重要性についても述べられた。
市長の藤道健二氏は、国への信頼が揺らぐ中、配備の是非や安全対策の重要性を強調し、住民の意見を尊重しつつ慎重に案内する姿勢を示した。特に、標高の誤りに関して、防衛省に対し適切な情報提供を求めていく方針を伝えた。市家庭支援員の配置や児童虐待防止策についても言及され、子育て支援拠点の必要性が強調された。
終始、一つの事例としてイージス・アショア配備が検討されているが、その際も市民にとっての安心・安全を最優先することが重要視された。市長の姿勢に加え、議会メンバーの意見交換が行われ、今後の進展が注視される。