令和4年5月11日、萩市議会において臨時会が開催された。初回の議会であることから、多くの手続きが行われた。
最初に、議員の仮議席が指定され、その後、長岡肇太郎氏が臨時議長として議事を進行することが決定された。初めに田中文夫市長が挨拶し、最近の選挙結果に対するお祝いの言葉を述べた。市長は、地域の人口減少問題や新型コロナウイルスの影響に言及し、早急な課題への取り組みを表明した。
続いて、議長の選挙が行われ、長岡議員が当選し、正式に議長に就任した。横山議員との間で同数票が出たため、くじによる決定で長岡議員が議長となった。続く副議長の選挙では石飛孝道議員が当選し、副議長に就任した。
次に行われたのは議席の指定で、その後会議録署名議員が指名された。会期は本日と翌日の2日間と決定され、常任委員の選任や議会運営委員の選任も行われた。常任委員会は総務、教育民生、経済建設の委員がそれぞれ選任された。
本議会では、懸案事項に関するうとい報告も行われ、萩市土地開発公社の経営状況や農林水産部からの報告などがなされた。特に、農業に関する活動は高齢化の影響を受けており、地域の農業従事者の支援が重要視されていた。農林水産部長は労働力不足に対する対策として、新たな支援策を提示した。
また、議案として提出された第37号から46号までの議案は、一括で審議され、いずれも原案通り承認された。特に、第44号の令和4年度一般会計補正予算については、子育て世帯への支援が含まれ、注目された。議案審議では宮内議員からの質疑が目立ち、特に子育て支援に関する市の取り組みについて詳細なやり取りが行われた。
このように、臨時会では新たに選任された議長下で、多くの議題が迅速に処理され、今後の市政運営が期待されている。議会は明日も続くことが決まっており、議員たちは市民のための政策形成に取り組む姿勢をあらわにしていた。