令和5年9月13日に開催された萩市議会において、企業誘致や移住者支援が重要課題として取り上げられた。
多くの議員が企業誘致の進展に期待を寄せており、特に●市長は、IT関連企業のサテライトオフィス誘致について説明。これまでに6社と進出協定を結び、40名の雇用創出が見込まれている。
議会では、企業誘致適地調査事業の成果についても言及された。過去に抽出された候補地を活用し、企業への用地提供に期待が寄せられているが、まだ十分な成果は得られていないとのことだ。市内企業の事業拡大に関しても,多くの意向が確認されているため、必要な対応を進める必要がある。
さらに、移住者への支援策も議論された。移住就業コーディネーターが新たに設置され、移住後の支援体制を向上させるため、就業のマッチングに努めていることを説明。特に、地域移住サポーターを活用して、移住者の生活や地域コミュニティへの定着をサポートする取り組みが進められている。訪問活動も行われ、移住者とのコミュニケーション強化に力が入れられている。
しかし、定住者を増やすためには、移住者の不安を解消し、地域での生活を充実させることが必要であるという視点が強調された。議員からは、移住後の困りごとを気軽に相談できる体制の整備についても要望が寄せられている。
また、予算執行についての質問もあり、実行の優先順位や各事務所の状況に応じた柔軟な対応が求められる中、特に工事の資金調達や、労働条件に影響を与える要因に注意を払う必要が強調された。