萩市議会の令和3年4月臨時会が、4月22日に開催された。
本会議では、市長の田中文夫氏が初めての挨拶を行い、今後の市政に対する意気込みを示した。市長は、就任以来初議会に臨むにあたり、市民の支援に感謝し、萩市の伝統を受け継ぐとの意向を表明した。さらに、新型コロナウイルス感染症対策と経済活性化の両立を目指し、市民の健康を守ることが最優先であるとの考えを強調した。
また、臨時会では、議席の指定や会期の決定、会議録の署名議員の指名などが円滑に行われた。特に、議案第34号の令和3年度萩市一般会計補正予算(第1号)について、歳入歳出それぞれ3,336万円を追加し、総額を299億1,336万円とすることが決定された。これは、コロナ禍での低所得のひとり親家庭への生活支援を目的としたものである。
議案第35号及び37号においてもそれぞれ税条例の一部改正や、子育て世代の定住促進に寄与するための特例条例が提案され、全体的に強い市民支援の姿勢が示された。特に、−子育て世代を対象とした支援策の重要性が議論され、低所得者層への支援の必要性が再認識された。
会議は、質疑応答を経て円滑に進行し、最終的に全ての議案が承認された。これにより、新たな市政の挑戦が開始されることとなる。市長は今後の施策の詳細については、6月定例会で述べる計画であると発表した。