令和6年6月7日、萩市議会は定例会を開催した。
本日の議題には、議案第49号から第59号までが含まれ、様々な重要な審議が行われた。
特に、議案第49号の令和6年度萩市一般会計補正予算（第2号）が注目を浴びる。予算決算委員長の浅井朗太氏が報告を行い、補正予算は、インバウンド対策の情報発信や受入環境整備を含む多くの事業を扱っていることを強調した。また、福祉施設の光熱費や食材費についても支援が計上されている。
予算案の総額は313億8,895万円となり、歳入歳出それぞれ4,869万7,000円の追加が含まれている。採決の結果、全員異議なく原案通り可決された。
さらに、議案第50号では、国民健康保険事業の特別会計補正予算が審議された。今回の補正では、マイナンバーカードと健康保険証の一体化が進められ、そのためのシステム改修について質疑が交わされた。副市長の柴田一郎氏は、必要な管理機能が追加される点について説明し、加入者情報の送付は全員を対象に行うことを明言した。
また、議案第53号の須佐緑地等管理中央センターの廃止についても討論が行われた。副市長は、この施設の老朽化を指摘し、解体の方針を示したが、具体的な時期や跡地利用の計画については未定であることを認めた。これに対し、宮内欣二議員は地域住民との協議の必要性を訴えた。
その他にも、複数の議案について質疑を行い、重要な決定がされた。本会議の採決は、今月の25日に予定されており、議員らはそのための準備を進めていくことが求められている。
出席した市長をはじめとする上層部も、議題の進行状況を見守り、適切な意見を述べている。
今後の委員会への付託が行われるなど、市議会の活動は続いていく。百折不撓の精神で市民の生活向上に努める姿勢が強調される中で、持続可能な地域社会の実現へ向けた議論はさらに進展する見込みである。