令和3年12月3日、小平市議会の定例会が開催された。様々な重要事項が議論され、特に市民生活に直結する施策についての意見が交わされた。
初めに、虻川浩議員がマンション管理について質問をした。老朽化と高齢化が進行する中で、マンションの管理組合支援についての市の見解を求めた。小林洋子市長は、東京都が制定した条例に沿った対応を進めると答えた。今後、市内のマンション管理状況を調査し、適切な支援を行う方針を示した。
次に、津本裕子議員が農業公園について質問を挙げ、地域振興の一環であるその意義を問うた。柳瀬正明市民部長は、地域住民と農業をつなぐ重要な場として、農業公園は利用が期待されていると述べた。地元の農産物を利用した食育活動やイベントの開催が、市内の農業振興に寄与することが期待されている。
その後、さとう悦子議員が生活相談支援センターの役割について問い、市内の相談件数や内容を詳細に報告した。支援員の増員により、より多様なニーズに対応していく必要があるとした。生活困窮者の自立支援に向けて、地域との連携強化が必要であるとの意見があった。
部活動に関する福室英俊議員の質問では、中学生の自転車利用についての現状が取り上げられ、安全教育の重要性が強調された。教育委員会からは、市内の交通環境を整備しつつ、自転車利用のルールを周知させる取組みが進められていることが報告された。
最終的に、山浦まゆみ議員からは、包括的な性教育についての意義やその実施方法、並びに地域の多世代交流の居場所について質問が投げかけられた。教育現場での性教育の重要性が強調され、それに基づく市の取組みや見解が述べられた。