令和5年3月6日、高島市議会の定例会が開催された。
本会議では、例月現金出納検査の結果報告を受け、続く一般質問に入りました。各会派からの一般質問は、新型コロナウイルス感染症対策や地域活性化関連の事業、教育施策など多岐にわたる内容が取り上げられました。
特に注目されたのは、15番の藤田昭議員が行った質疑でした。藤田氏は、JR安曇川駅周辺の活性化事業について疑問を呈し、特に平和堂跡地の利活用計画について詳しい説明を求めました。福井正明市長は、平和堂跡地を利用した社員寮建設の計画を報告し、民間事業者による開発が期待されていると述べました。さらに、駅周辺の商業施設整備が重要であるとの認識を示しました。
また、新たな環境センターの整備についても質問がなされ、施設整備にあたっての地域住民との説明会の重要性が指摘されました。市長は、地域とのコミュニケーションを重視し、地元のご意見をしっかりと反映させる方針を強調しました。
続いて、廣部真造議員の質問では、 新しいごみ処理施設に関する計画が議題となりました。廣部氏は、近隣住民の意見を重視すること、特に泰山寺の計画について住民合意形成の必要性を強調しました。市長は、合意形成を大切にしながら進めるとしつつも、施設整備を今後進めていく意向を示しました。
また、市民生活に直結する重要案件であるため、住民の不安や疑問に真摯に向き合う姿勢が求められました。議会では、住民との意見交換会を通じ、透明性のある説明が行われることが期待されています。
質疑の中には、外国人労働者の介護施設への関与についても言及され、福井市長は、今後、外国籍の人材受け入れ体制の整備を進めていく必要があると述べました。
今後、議会では、地域住民の声をしっかりと聞き入れながら、高島市の将来展望を描くことが更に求められるでしょう。