令和3年9月に行われた高島市議会で、新型コロナウイルスの影響による宿泊業の厳しい現状が浮き彫りとなった。宿泊事業者への支援策も提案され、地域経済の発展に向けたさらなる支援が求められた。
市内の宿泊事業者は、夏の繁忙期に相次ぐキャンセルに苦しむ。特に、COVID-19の影響で、キャンセル率が7割を超える宿泊施設も存在し、数年間にわたり厳しい状況が続いている。宿泊事業者は、地域の観光振興に重要な役割を果たしている。
市の商工観光部は、宿泊業の現状を把握するために観光協会との連携を強めている。具体的には、観光事業者から直接情報を得て、現在の課題についてお話を聞く姿勢を貫いている。今後も、観光客受け入れの意義を伝える施策が求められる。
さらに、高島市の宿泊事業は、地域全体への経済効果の波及、関係人口の増加などに貢献すると見込まれ、重要な位置づけとなっている。そのため、高島市では宿泊事業者への支援策を農業や商業と連携しつつ進めることが求められている。
高島市は、今後の支援策の検討を進めると同時に、宿泊事業者のニーズを具体的に把握するため、意見交換の場を設けることが重要である。議会で報告された内容からも、関係者との連携が維持されていることが伺える。