令和5年の第1回高島市議会臨時会が2月17日に開催された。
この臨時会では、主に議長および副議長の辞職と新選挙が行われた。
議長を務めていた廣本昌久氏が辞職し、高木広和氏が新しい議長に選出された。また、副議長の辞職があり、是永宙氏が新たに副議長として選任された。
特に重要な議題となったのは、万木豊議員に対する辞職勧告の決議であった。藤田昭氏が提案者として、「虚偽の報告により政務活動費を不正に受け取った」事実を指摘した。
この提案は、議会の信頼を著しく損なう行為として強く非難され、全会一致で可決された。
福井正明市長は、契約案件や補正予算案を提案し、議第1号として令和4年度一般会計補正予算(第11号)案が審議された。約740万円の歳入・歳出を追加するものであり、主に高島B&G海洋センターに関連する経費が計上された。
加えて、同意第1号が提出され、高島市監査委員の選任についての同意が求められ、廣本昌久氏が新たな監査委員として適任とされ、全員賛成で承認された。これにより、財務管理の強化が期待される。
また、常任委員や議会運営委員の選任についても無事に進んだ。この一連の流れは、議会の透明性と効率性を確保するために重要な工程であった。
市長は今回の臨時会を通じて、「議会と執行部が協力し、市民福祉の向上に努める必要がある」と強調した。一方で、議会改革を進める中で見えた課題と市民の不安についても触れ、引き続きの支援を求めた。