令和2年9月、高島市議会は定例会を開き、重要な議案について多くの決定を行った。
議会では、令和元年度の一般会計歳入歳出決算が認定されるなど、各種経費の報告が行われた。特に注目を集めたのは、新型コロナウイルス感染症対策としての支援策が盛り込まれた2020年度補正予算の承認である。
福井正明市長は、この決議に際して、様々な支援方案を展開していく意向を示した。「市民の安全と健康を守るため、支援策を故障なく継続していく」と市長は述べた。追加で、新生児特別定額給付金や観光振興に関する予算についても議論された。
反対意見も散見され、特に福井節子議員は、支援に関する根拠が不明瞭である点を指摘した。市民の税金を要する施策であるため、その透明性が求められている。温暖化対策につき、是永宙市議は「気候非常事態を宣言し、市民と危機感を共有する必要がある」と強調した。これに対し市長は、気候変動危機への対応はこれまでも重要視してきたと返答した。