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高島市議会、ハラスメント防止対策とメンタルヘルス推進を議論

高島市議会は、消防本部でのハラスメント問題と職場環境改善を議論し、メンタルヘルス対策を強調した。
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令和5年9月12日に開催された高島市議会定例会では、職場におけるハラスメントや不祥事に関する問題が取り上げられた。

板持文子議員は、消防本部でのパワーハラスメントによる問題を詳述し、職場の環境改善の必要性を強調した。特に、パワーハラスメントが職員に精神的苦痛を与え、退職者を生じさせるだけでなく、職場全体に悪影響を与えると述べた。そして、ハラスメント防止対策として必要な窓口の設置方法や制度について質問した。

消防長の青谷守氏は、職員の休職者数が一名であり、医療機関を通じて適切な治療を受けていることを報告した。消防本部では、職場内に相談窓口を設置し、職員が気軽に相談できる環境を整えているとのこと。また、外部委託しない方針で、組織の自浄能力を高める目的があると説明した。

ストレスチェックについても話題に上がり、総務部長の小島猛氏は、毎年9月に全職員を対象としたストレスチェックを実施し、高ストレス者には面談を行っていると述べた。職場環境の改善に向けた取組として、職員の意見を反映させることを重視しているという。

また、板持議員はアンガーマネジメントの活用の必要性を指摘し、特に教育現場における取り組みを求めた。教育指導部長の饗庭一弥氏は、道徳科などの授業でアンガーマネジメントを活用していると回答した。小・中学校でのプログラムや、教員向けの研修も充実させているという。

最終的に、板持議員は市全体のメンタルヘルススラッシュハラスメント防止に向けた意識改革が必要であると強調し、特に風通しのよい職場環境を目指すことが重要であるとの結論を述べた。職員一人ひとりが心地よく仕事ができる環境を整えることが、高島市の繁栄につながると信じられている。

議会開催日
議会名令和5年9月高島市議会定例会(第4号)
議事録
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