令和6年3月、高島市議会の定例会が開催され、様々な重要な論点についての議論が交わされた。特に、昨年1月に発生した能登半島地震に関する復旧復興への取り組みや、地域振興策が焦点となっている。
初めに令和6年度当初予算案が提示された。一般会計の総額は335億2,000万円で、前年度からの大幅な増加が見られる。
特に地域振興事業交付金の長期債務負担行為が議論を呼び起こしている。「地域振興事業交付金に関し、20年間の長期債務負担行為の根拠は何か」との質問に対して福井市長は、周辺自治会の意見等を考慮した結果、総額4億円の支出が必要であると述べた。また、債務負担行為の中での優先事業として、地域の環境整備事業が報告されたが、具体的な行政的判断が求められるとの声が挙がった。