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高島市議会、図書館と新ごみ処理施設についての活発な討議

高島市議会で図書館の利用者減少や新ごみ処理施設整備に関する市民アンケートの意義が議論される。
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令和5年6月の高島市議会で、議員各位が図書館の在り方や新しいごみ処理施設整備に関する市民アンケート問題について活発な議論を展開した。

特に図書館の利用者数が減少傾向にあることが問題視され、藤田昭議員は、かつては滋賀県でトップクラスの利用者があったとし、現在はその地位が下落しており、理由としてコロナ禍による外出制限が影響しているとの見解を示す。

また、図書館の職員数について、不足しがちな専門知識を持った職員や司書資格保持者が少なく、特に正職員の採用が行われていない状況を指摘した。これを受けて、教育総務部長は、図書館業務は職員が協力しながら運営していると説明し、今後の人員配置の重要性を確認した。

さらに、図書館の蔵書冊数の多さが顧客に対して魅力を欠く原因の一つであり、除籍の重要性が強調された。市は蔵書数の見直しを行い、魅力のある書架の演出を図るとして、改善に向けた具体策を実施する方針を示した。

市民アンケートについても質疑が続き、調査の信頼性やサンプリングの適切性が議論された。特に、「やむを得ない」という表現の使用が指摘され、推進することを含む解釈上の問題も浮上した。市はアンケートの設計に際して、意図的に選択肢に中立的な表現を設定した旨を説明し、その意義を理解してもらいたいとの意向を示した。

最後に、藤田議員は今後とも読書を促進する施策や図書館サービスの充実を求めた上で、全体として市政に対する信頼を高めるための取り組みが必要であると強調。特に、読書環境の質を向上させるための改革案を市に提案した。

高島市は今後も図書館の運営・改善に力を入れ、より多くの市民に愛される場所としていくために努力する意向を示した、また、一方で新ごみ処理施設が整備される中で、環境保全と住民合意を考慮した施策の推進も併せて重要課題とされる。

議会開催日
議会名令和5年6月高島市議会定例会(第3号)
議事録
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