令和元年6月5日、高島市議会の定例会が開催された。
会議では、会期が本日から6月28日までの24日間に決定され、次に報告案件が提出された。福井正明市長は、6件の報告と同意承認を求める案件について説明を行った。特に、報告第5号は昨年発生した公用車による事故に関する和解の件であった。
次に画期的な提案である高島市固定資産評価員の選任が議題となった。この案件について市長は、「固定資産を適正に評価するため、税務課長の藤原忠実氏を選任する」との意向を表明した。全議員が賛成の姿勢を示し、無事に承認されたことも報告された。
また、議会では90件以上の同意案件も一括で採決され、すべてが全会一致で承認された。この決定は、地域の安定した財産管理を目的としており、高く評価されている。
議題にはさらに、専決処分に関する議案もあがり、議第34号から第43号にかけての条例改正が全て賛成され採決された。特に議第37号、高島市過疎地域に係る固定資産税の課税免除に関する条例改正案が注目される。これにより、資産税を軽減し、地域住民の支援が図られる。
今定例会の一つの目玉ともいえる議第44号、高島市国土利用計画策定委員会の設立について説明が行われ、地域を持続可能に活用するため多様な意見を集める必要性が強調された。市民や学識経験者からの意見聴取を重視し、広域的視点からのアプローチを目指す点が大いに評価される内容である。
また、同定例会では、福井市長が市民生活の向上を目指して議論を活発化させる旨を述べた。特に、急増する公共施設の管理に伴う新たな枠組みを作る必要があるとし、議会の支援を求めている。これに対し、議員たちも協力の意向を示した。