令和2年9月24日、高島市議会は定例会を開催した。特に新型コロナウイルスによる影響を踏まえた補正予算案が議題に取り上げられた。
議題は、令和2年度高島市一般会計補正予算(第9号)案であり、福井正明市長が提案説明を行った。この補正予算案は、追加で3,390万円を計上し、予算総額が358億9,060万円となるものである。
市長は、冬季における新型コロナウイルスの拡大が懸念される中、季節性インフルエンザの流行に備えた措置として、65歳以上の高齢者を対象にしたインフルエンザ予防接種の自己負担金を支援し、無料化を実施することを強調した。さらに、義務教育までの子どもや妊婦に対しても、予防接種費用の助成を提案した。
市長は「インフルエンザの罹患者数の抑制を図るため、周到な準備が必要である」と述べた。
本日における議題はこの補正予算案のみであり、質疑は省略され、同案は予算常任委員会に付託された。また、会議は今後のスケジュールについても言及し、25日から29日までの間は休会すると決定した。
今回の補正予算案は、新型コロナウイルスの影響を受けた医療現場を支援するための重要な施策として位置づけられている。市議会では市民生活を守るための予算審議が慎重に進められることとなる。