令和6年9月30日、 高島市議会の定例会が開かれ、多くの議案が審議された。
主な議題としては、令和6年度一般会計補正予算(第3号)があった。福井市長は、この補正予算について説明を行い、総額に4,448万3,000円を追加する旨を伝えた。そして予算の総額は347億28万3,000円となる。これにより予防接種法に基づく健康被害の救済に伴う給付費用が計上されている。
また、高島市税条例の一部を改正する条例案や、国民健康保険条例の一部改正についても議論が交わされた。これらの改正は、国の法律改正に対応する形でのものである。
特に国民健康保険条例に関しては、反対意見も出た。森脇徹議員(日本共産党高島市議団)は、被保険者証の廃止に反対の立場を表明し、短期被保険者証の必要性を訴えた。これに対して藤田昭議員は、法律に則った改正であり、賛成の意思を示した。
次に、決算関連の議案についても議論が行われた。議第61号「令和5年度高島市一般会計歳入歳出決算の認定」に対して、福井節子議員(日本共産党高島市議団)は、財政運営の透明性と公平性について疑問を呈したが、結果として賛成多数で認定された。
最後に、市長の福井正明氏が閉会挨拶を行い、災害への備えや市政の発展について触れ、次の目標へと意気込みを見せた。特に、10月には高島市制20周年の記念式典が控えていることが強調された。議員たちは、引き続き市民に寄り添った政策を進めることが求められている。