令和2年第1回高島市議会臨時会が2月21日に開催された。
本会議では新型コロナウイルス感染症関連の報告が行われ、状況の厳しさが強調された。市長の福井正明氏は、国内の感染者数が増加していることに対し市としての対応を説明。やはり、マスク、消毒用エタノールの確保など、具体的な対策を講じる方針を述べた。
続いて、各種専決処分が報告された。具体的には、市営住宅関連の訴えの提起や、台風による事故への損害賠償額の決定が挙げられた。福井市長は、「全案件について慎重に応じていく所存である」と言明した。
また、今津総合運動公園グラウンド拡張整備工事に関する工事請負変更契約が提案され、総額が約4億8,154万円に上昇することが明らかにされた。特に、工事車両の通行に絡んで施行した新しい盛土工事などが原因であることが報告されている。
さらに、令和元年度の一般会計補正予算案も議題に上がった。歳入・歳出をそれぞれ292億2,670万円に増額する内容が提案された。
重要な議題の一つとして、議長及び副議長の辞職および選挙が追加日程で議論された。前議長の廣本昌久議員がその辞職を発表し、議長選挙が行われた結果、再度廣本氏が議長に選出された。副議長には梅村勝久議員が当選した。
この臨時会での議決案件をはじめとして、高島市の財政や公共事業の進捗に関わる重要な決定が行われた。市長は今後もこの動きを牽引する意志を明示した。