令和5年3月8日、令和5年3月高島市議会定例会が開催され、市内での子育て環境に関する重要事項が議論されました。
特に、通園バスの置き去り事故に関する問題が議会で取り上げられ、高島市の子ども未来部長、清水真理子氏が現状を報告しました。
調査によれば、高島市内の全てのこども園では置き去り事案は発生していないものの、全国的には危機的な事案が増えているため、今後の安全対策が急務とされています。また、国からの安全装置設置義務化に応じて、必要な安全装置の導入について早急に検討を進めることが求められています。市としては、公立園のバスに対して降車時確認式や自動検知式装置を計画しており、導入時期や補助金の適用についても検討していることが分かりました。
さらに、私立園においては、保護者が使用済みおむつを持ち帰るケースが多い現状が指摘され、清水氏は令和5年度から公立園での処分に切り替える方針を述べました。これにより保育士や保護者への負担軽減が期待されています。しかし、私立園への支援策については現在考慮されていないとのことです。
また子育て支援策の中では、高島子育てリビング・シフトプロモーション事業が進められ、子どもと共に暮らすことの魅力を外部に発信していることも注目されました。市は、全国的に高い評価を受ける子育て支援を進めていますが、今後もさらなる施策の拡充が期待されます。
その他議題においては、令和4年度高島市一般会計補正予算案や、特別会計の補正予算案が提出され、議論される見込みです。これらの議題は今後の地域の発展に直接関連する内容であり、しっかりとした審議が求められます。