令和2年第4回高島市議会臨時会が7月17日に開催され、市長から新型コロナウイルス対策に関する予算案が提案された。この会議では、特に豪雨被害についても議論が行われ、緊急な支援が求められている。
開会の挨拶では、議長の廣本昌久氏が梅雨による豪雨の影響に言及し、被災者へのお見舞いを述べた。また、福井正明市長は、最近の豪雨がもたらした被害を深刻に受け止めていると伝えた。特に高島地域においては、床下浸水や土石流の被害が報告されており、復旧に向けた対応が急務であると強調した。
福井市長は続けて、豪雨による被害者に対する支援と、感染症対策を両立させる政策の重要性を訴えた。新型コロナウイルスの影響により、地域経済が深刻な打撃を受けている状況を踏まえ、各種支援策を講じる方針を表明した。具体的には、補正予算案において、事業者向けの直接的な支援策や、宿泊業への誘客支援策を盛り込む考えである。
会議の中で提案された令和2年度高島市一般会計補正予算(第6号)案は、歳出を約352億8,760万円へ増額し、特に新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者への支援策を強化する内容である。この案に対する質疑は行われず、全会一致で可決されることが決定した。
また、閉会中における委員会活動に関する出張命令についても審議され、異議なく本職に一任される運びとなった。
本臨時会は新型コロナウイルス対策の中、感染予防に配慮しつつ進行された。特に、発言席にアクリル板が設置されるなど、配慮がなされたことが注目される。最後に、議員たちは復興と感染症対策の両立に向けた取り組みを引き続き進める姿勢を示した。