令和5年2月27日、長浜市議会は定例月議会を開催した。
今回の議会では、令和5年度の予算案など34件の議案が提出された。
市長の浅見宣義氏は、まず過去一年を振り返り、清潔で公正な市政運営を進めてきたと語った。そして、人口減少や教育機関の閉鎖が進む中、市政改革の必要性を強調した。
特に、地域医療の再編について、浅見市長は「持続可能な病院経営に向けて検討を進めている」と述べた。湖北保健医療圏域での医師の働き方改革に対応すべく、地域医療の確保に向けた取り組みが進行中である。
教育施策についても言及し、真の学力向上を目指していることを示した。「全国平均を超える学力達成を目指す」との意気込みを語り、プロジェクトチームを編成し、具体的な施策を推進していることを強調した。
また、養育支援や若者の活躍にも触れ、未来創造部内にこども若者局を設立する計画を明らかにした。若者の実情把握のためにアンケートを実施し、意見を取り入れる意向を示した。
さらに、北部地域振興についても言及。地域活性化のために企業との連携を深め、ダム対策後の振興策を推進する方針であるとした。また、長浜450年を祝うイベントを通じて地域の団結を図ることも述べた。
予算については、一般会計529億円で前年対比で2.5%増の見込みとなり、主な歳出項目が詳細に説明された。それに伴い、国民健康保険や子育て支援なども重視した。
議会の審議期間は2月28日から始まり、3月22日までの予定であり、今後の進展が期待される。市民の生活に直結する重要な議題が多く、委員たちは慎重なる審議を行うこととした。今後数週にわたり、提案された議案について詳細な議論が展開される見込みである。