令和元年12月18日、長浜市議会は12月定例会を開き、様々議案が審議された。
この日の議会では、故西邑定幸議長の逝去に対し、議員たちが黙とうを捧げ哀悼の意を表した。追悼の辞を述べた斉藤佳伸議員は、故西邑議長のリーダーシップや人柄を称賛し、初当選以来の活躍を振り返った。
主要議案として、令和元年度長浜市一般会計補正予算(第7号)、国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、及び病院事業会計補正予算(第2号)が提案され、いずれも全員一致で可決された。予算常任委員長の山崎正直議員は、予算審査の過程や議論の概要を報告し、次年度の予算計画や歳出内容に関する指摘を行った。
また、請願第4号として提案された中学校卒業までの医療費無料化についての議論は、賛成意見と反対意見が交わされた。賛成派は医療費助成制度の拡充が子育て世代にとっての重要な施策であると訴え、反対派は財源の問題や医療機関の過剰受診を懸念した。
この請願に関して、市議会は最終的に不採択とする決定を下した。健康福祉常任委員会からは、採択に対する各議員の討論があり、結果として、市民の視点に立って実施すべき施策に関する意見の集約が必要との意見が強調された。藤井勇治市長は委員長たちへの感謝の意を表するとともに、補正予算が市政の発展に寄与することを願い、今後の施策に真摯に取り組む姿勢を示した。
この日、議会は他にも地方自治法第100条に基づく議員派遣についても承認し、議事を進める意義を再確認した。長浜市議会は引き続き市民の声に耳を傾け、より良い施策の実現を目指すとともに、市民福祉の向上を図っていくことを誓った。