令和2年3月定例会が開催され、様々な議題が検討されました。
特に遊休農地の解消については、現在44.5ヘクタールの遊休農地が確認されています。これは過去数年にわたる努力により、徐々に減少してはいるものの、依然として大きな課題となっています。農業委員会事務局長の酒井猛文君は、「所有者と面談を行い、利用意向を確認する」と述べ、地域の動向を反映した取り組みを強調しました。このような取り組みは地域の農業活性化に寄与すると期待されているようです。
次に河川整備に関して、米川の整備計画が紹介されました。都市建設部長の下司一文君は、米川橋地点での10年に一度程度の降雨を想定した改修計画が進められていることを明言しました。特に遊水地の設置が効果的な浸水対策の一つとして期待されているようですが、その実現可能性については委員から疑問の声も上がっています。
また、廃食用油の回収は長浜市の重要な地球温暖化対策の一環であり、現在、地域づくり協議会を通じて行われています。しかし、回収点が限られていることから、今後もさらなる促進策が求められています。市民生活部長の江畑仁資君は、この回収活動の重要性を認識しており、地域でのさらなる協力を推奨しました。
市民協働のまちづくりについても様々な意見が交わされ、特に新たな支援組織の設立が急務とされています。市民協働部長の北川賀寿男君は、コーディネーターを育成するための具体策を説明しました。
そして、専門員の育成という点でも、経験豊富な人材の活用を今後の方針として示し、質の高い行政サービスの実現に向けて取り組むことが確認されました。