令和4年12月20日に開かれた議員による不適切な言動に対する再発防止検証チーム会議には、さまざまな意見が集まった。
中川リョウ座長は、会議の冒頭で、二つの申し入れに対して検討を進めることを明言した。10月21日付の申し入れはパワーハラスメントに関するものであり、アンケートを通じた実態の把握を目指す。このアンケートは、職員用と議員用に分けて実施する考えで、議員用は電子媒体で、職員用は紙媒体で行う意向が示された。座長は、これがパワーハラスメントと不当要求の可視化に資すると強調した。
一方、議員向けのマニュアル作成についても検討が進められている。市議会の俯瞰的な姿勢が求められ、芦屋市議会の事例を参考にしながら進める方針であることが示された。議会全体が過去の言動を省みる必要があるとの意見も出され、議員全員の言動の検証の必要性が提起された。
会議では、11月10日付の申し入れに関しても言及があった。ここでは議員の具体的な言動を洗い出し、その背景を明らかにする作業が求められた。議員たちは、過去の行動や市民の声に耳を傾け、より良い議会運営が実現されることを希望しているといった意見が寄せられた。
また、各議員が自らの意見として、録音に関する懸念を示した。会議の中で無意識にボイスレコーダーが起動されており、職員たちが気を使う状況が生まれているとの指摘もあった。議員たちは、このような状況を改善し、信頼関係を築くことが重要であると認識している。今後は議会のルールや運用に関する検証も進められる見通しである。
最後に、中川座長は年度内の結果報告を目指す意向を示した。議員の皆さんは、このチームとして、良い方向へ進むために協力することを約束した。この会議を受けて、議員たちは今後の議会運営が市民の信頼を得るものであるよう努めていく姿勢を持っている。